今度、嶋田浩文さんの編集による合唱曲集が出版の運びとなり、たくさんの憶い出と共に、とても嬉しく思っています。
嶋田さんといっしょに仕事をしていると、人並みはずれた一途さと純粋さに、私はいつも圧倒されて、私まで、只管にその仕事に向かってしまう……というような状態に引き込まれる、ほんとうに不思議、と言うか、素敵な音楽の使者と言っても過言ではありません。彼のいちばん大切な、そしていちばん素晴らしい仲間である合唱団「空」がある限り、私もその仲間を愛して、彼に協力を惜しみません。
この曲集が、多くの方々に親しまれ、愛されて、日本中に響きわたるものになることを信じ、祈っています。
嶋田さん、ほんとうに有難う!!
大中 恩
第1回、第4回、第8回と、3度大中先生の御指導をいただき、子供たちと素晴らしい感動を共有した演奏会が終わった時、手許には演奏会のために大中先生が書いてくださった珠玉の手書き楽譜が残りました。
それは、演奏会の余韻とか思い出…といったものではなく、ふたたび誰かの手に抱かれれば、必ず虹色の光を放つ「魔法の卵」なのです。
今回、大中先生のお許しを得て、またカワイ出版の牧野さんのご協力をいただいて、大中先生からお預かりした「魔法の卵」の数々を出版できることとなったことは、合唱を愛する一人としてこの上もない喜びです。
いつの日か、この曲集を手にしてくださった方々によって、「魔法の卵」から虹色のハーモニーが放たれますように…。卵がはじける時、どんな音がするのでしょう。想像するだけで胸が膨らみます。
合唱団「空」常任指揮者 嶋田 浩文
少年少女合唱組曲「うたにつばさがあれば」 (春口雅子 作詩)
1 元気のヒミツ
2 あめとひまわり
3 となりのカンタロウ
4 きみとぼくと地球のうた
5 うたにつばさがあれば
合唱曲集「たのしいこどものうた」
1 サッちゃん (阪田寛夫 作詩)
2 知らない子 (宮澤章二 作詩)
3 いぬのおまわりさん (さとうよしみ 作詩)
4 なめくじとでんでんむし (関根栄一 作詩)
5 宇宙人の子守唄 (宮澤章二 作詩)
6 くもさん (すごうひろし 作詩)
7 かぜのなかのおかあさん (阪田寛夫 作詩)
8 バナナを食べる時のうた (さとうよしみ 作詩)
9 かぜと ひかり (阪田寛夫 作詩)
10 すっからかんのかん (阪田寛夫 作詩)